本年度も「中小企業・小規模企業振興会議」より提言書を受けとりました!
広陵町では、平成30年10月に奈良県内の市町村で初となる「広陵町中小企業・小規模企業振興基本条例」を制定し、令和元年度以降、
「広陵町中小企業・小規模企業振興会議」を継続的に開催してきました。
※ 「広陵町中小企業・小規模企業振興会議」がどういったものか?については、
こちら(別ウインドウで開く)をご覧ください。
本年度におきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大による経営環境の変化などを踏まえた提言を事業者の方々よりいただくため、町と事業者だけでなく、金融機関や支援機関、教育機関などを交えて、複数回にわたり議論を行いました。
第1回全体委員会
新型コロナウイルスの感染拡大防止に最大限配慮し、令和3年7月30日(金)に第1回全体委員会を開催しました。
当委員会では、昨年度までに「中小企業・小規模企業振興会議」より提言いただいた内容を基に、町がどのような事業を実施したのかを参加者の皆さんに説明した後、事業者自身が取り組むべきこととして提言書に記載されていた内容を自社がどの程度実施できたか、議論をいただきました。
その後、「中小企業・小規模企業振興計画」に基づき設置されている「キャリアアップ部会(人材確保・経営基盤の強化など)」、「イメージアップ部会(地域間連携・ブランド力向上・情報発信など)」のどちらに本年度は参画したいか、また、どのような取組について議論したいのか意見を挙げていただきました。
課題別小委員会(キャリアアップ部会・イメージアップ部会)
第1回全体委員会の開催後、キャリアアップ部会とイメージアップ部会の2つの小委員会に分かれ、オンライン会議システム「Zoom」にて議論を行いました。
令和3年8月18日(水)に開催された第1回目では、それぞれの小委員会のテーマにおいて「理想とする姿」を挙げていただいた後、それを実現するために必要となる「取り組みたいこと」を意見として挙げていただきました。
その後、第2回目では「取り組みたいこと」の重要度・緊急度がどの程度であるかを議論いただき、その内容を基にそれぞれの小委員会で提言案を取りまとめていただきました。
第2回全体委員会
課題別小委員会での議論を基に、それぞれの小委員会で取りまとめていただいた提言案をより良いものとするため、令和3年11月5日(金)に第2回全体委員会を開催しました。
提言案をそれぞれの小委員会より披露いただいた後、参加者の皆さんから質問や意見を挙げていただき、提言書(案)が出来上がりました。
提言書の交付
このように、全体委員会及び課題別小委員会で町内事業者の皆さんをはじめとした参加者の方々から挙げられた意見を基にした提言書(案)は、令和3年11月18日(木)に開催されました「広陵町中小企業・小規模企業振興会議」において披露された後、「広陵町中小企業・小規模企業振興計画に基づく振興施策提言書」として、当会議の会長から町に対して交付されました。
提言書においては、町・事業者それぞれが取り組むべきもの及び協働で取り組むべきものとして、主に以下の内容が挙げられています。
- 経営ビジョンの明確化や自社の「見える化」
- 行政の取組への積極的な参画
- 人材確保に向けたニーズ(需要)の調査
- 地域密着型プラットフォーム(拠点)の設立
- SNS等を活用した町民による町内事業者の魅力発信
- デジタル化に向けた社内体制づくり及び実践
- 町内事業者全体のデジタル化推進に向けた地域内での連携
今後、広陵町においては提言いただいた内容を基に、事業の実施や施策の検討を進めていく予定です。
なお、提言書の詳細な内容については、以下をご覧ください。
令和3年度広陵町中小企業・小規模企業振興計画に基づく振興施策提言書
全体委員会や課題別小委員会に参加してみませんか?
令和4年度以降についても、本年度の提言書に記載されている取組を実施するに当たり、全体委員会や課題別小委員会を開催いたします。
以下の点にすべて該当される方は、どなたでもご参加いただくことができますので、参加を希望される方はお気軽に産業総合支援課までお問い合わせください。
- 町内在住または町内で事業を営んでいる方
- 共有する課題の解決に当たり、主体的・積極的に参画いただける方
- 参加されるすべての方に敬意を持って接することのできる方
- 自身や自社の利益だけにとらわれず、町内の産業全体をより良くするために発言・行動いただける方
- 既存の手法や仕組みの限界を認め、協働によって生み出されるものの価値を信じる方
- 他の新しい参加者を歓迎できる方