個人情報に配慮し、実際に頂いた質問内容とそれに対する回答内容は、該当部分の表現を変え、簡潔にまとめています。
質問
10月8日、HPに自治基本条例推進会議の会議内容の1に自治基本条例の周知推進についてとなっていますが、自治基本条例及び自治基本条例推進会議規則の【所掌事務】には周知に関して一言も触れていません。他の条例及び規則の点検、運用の検証及び評価が所掌事務となっています。
この条例の周知に関しては、3月議会にあげる前のパブリックコメントで沢山の方から、当初の計画通り町民への説明会を行い、広く理解を得てから制定すべきとの意見があったと記憶しています。広陵町からは制定後、ライフステージ(子ども、育児中の方、現役世代、高齢者等)に合わせたパンフレットの作成配布、地域での説明会の開催を通じて速やかに周知すると回答されていたと思います。今回の自治基本条例推進会議の審議内容条例や規則に書かれていない【周知】となっており、広陵町役場の肩代わりのような気がします。コロナ禍で町民へのこの条例の周知は厳しいものがあったのは理解しますがおかしいと思います。『自治基本条例』の推進会議の設置の項目や『広陵町自治基本条例推進会議設置規則』の所掌事務に【この条例の町民への周知】と一文を入れるべきと考えますが、山村町長のお考をお聞かせください。
回答
貴殿ご指摘のとおり、当初は「他の条例及び規則の点検、運用の検証及び評価」と考えていました。しかし、新型コロナウイルスの影響が長引き、町の考えている説明会や住民ワークショップが開催できていない状況にあります。
このままではいけない、という思いから、推進会議の「推進」を捉えて、町民への周知についてどうするのが良いのか、会議の中で委員の皆さまからご意見を頂戴したいと考えています。
なお、当初考えていた説明会や住民ワークショップについても、ワクチンの接種が希望者にほぼ行き渡ったと考え、来年1月から地域との調整の上、開催する方向で進めたいと考えています。
規則の所掌事務に入れるかどうかについてですが、第3条に「前2号に掲げるもののほか、町長が条例に関し必要と認めること。」において条例の周知や推進をしていただきたいと考えています。
回答に対する質問
早速の回答ありがとうございます。
私が山村町長への手紙でお尋ねしたのは、『基本条例推進会議』の開催にあたり この会議の審議内容が
(1)町民への周知徹底 (2)運用の評価検証 となっていたので
基本自治条例や推進会議設置規則に一言も書かれていない『町民への周知』となって いたのでおかしいのではないか?
基本自治条例や設置規則に『推進会議の所掌事務』の項目に町民への周知をいれる必要があるのではないか? という質問でした。
また、『推進会議』が条例や設置規則で定めた通り『点検、検証、評価』とするなら ば、 HPでの推進会議内容から(1)周知をはずすべきと考えます。 この点に関して町長のお考えをお聞きください。 そのうえでHP上での町長への手紙の回答にしてください。
回答
ご意見ありがとうございます。広陵町自治基本条例を制定しましたのは、広く町民のご意見、考え方を踏まえ計画し、施策を進めていくことを考えてのことで、町行政の進め方の重要指針とするものです。
条例制定にあたりましては、自治基本条例審議会を設置し、公募委員として町民の方々にご参画いただくとともに、住民ワークショップを行うなど、熟議を重ね成案を答申いただき、条例として議会審議をお願いしました。
議会審議におきましても周知啓発のあり方について指摘があり、継続審議のうえ可決していただきました。
推進会議は、その町が進める施策、行動が条例に定める基本ルールに沿ったものか点検をしていただき、ご意見をお伺いすることを目的としています。 周知、啓発を行うのは町であることは当然であります。
今後、さまざまな手法を用いて町行政を町民の皆さまと共に進めてまいります。