vol.15「町長への手紙」への回答（公共施設の管理についての町長の認識を問います）　

先日、公園の利用ルールを守らない者への対処方法について回答をいただきましたが、この中に「公共施設は自分のものと同じと考えて、大切にご利用・・・」と書かれていますが、この「自分のものと同じと考えて」というところから派生する意味が重大な人権侵害発言だと思っています。
これには「自分のものなら大切にする」と決めつけて、一方、対語として「他人のものならぞんざいにする」という意味が隠されています。これは住民に対して人権を無視した人権侵害にもとれる人権問題であり、住民を分断する差別的発言ではないのかと考えています。
そもそも「自分のものなら大切にする」「他人のものならぞんざいにする」という発想はいつの時代の発想ですか。町長はご両親からそのように躾けられたのですか。私は、他人のもの、みんなのもの、公共のもの等々は大切にするようにと躾けられました。逆に、自分のもの、なら何をしても自分の勝手です。壊しても潰しても分解しても燃やしても大切にしてもしなくても自己責任なので他人からとやかく言われることではありません。
また、この言い回しはこれまでの2年間の意見に対する回答の中で10回近く使われています。周りの職員も含めてこれまで何ら問題意識もなく使ってきています。役場全体で人権に対する意識が希薄です。町長はこれらの発言に対して撤回するとともに住民に謝罪してください。
そもそも町長は、以前に公園の管理について「町は維持管理はするが利用者の監視・指導はしない」と回答しています。そんな見識や知識しかないから、平屋の町営住宅を勝手に2階建てに建て替えられても20年間放置していたし、道路の歩道上に何年も不法駐車されても無策に放置するし、公共施設内に私物を置かれても放置するなど常軌を逸した行政運営をしています。
周知のように、公共施設の設置整備には多額の税金が投入されています。さらに管理者たる広陵町はこれらを健全な状態で維持管理する責務があります。そんな税金を大切にする意識が町長はじめ職員にないのではないでしょうか。
そんな意識も見識もない行政運営は即刻改めていただきたい。

ご指摘は、真摯に受け止めさせていただきます。