vol.9「町長への手紙」への回答 (帯状疱疹ワクチンについて)
[2023年12月6日]
ID:6488
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ここ近年、子どもの水疱瘡の罹患率が下がったことにより、従来は50代以上と言われていた帯状疱疹に罹る世代が子育て世代にも増加しているとの報道が多くなっています。
現在ある生ワクチンと不活化ワクチンでは費用に数万円もの差があり、物価高が家計を直撃している今、受けたくてもなかなか受けられない家庭も多いのではないでしょうか。
市町村によっては助成金を出しているところもあるようです。
罹ればかなりの痛みを伴うという帯状疱疹のワクチン接種へ、広陵町として助成金を出す予定はあるのでしょうか。
帯状疱疹ワクチンについてのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。
ご意見いただきましたとおり、帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)ウイルスが原因で発症し、子どもの頃に水痘に感染した方は、治った後も水痘・帯状疱疹ウイルスが生涯、体内の神経節に潜伏しており、過労やストレス、加齢などの要因により免疫力が低下することで、水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化して発症するといわれています。
帯状疱疹を予防する方法の一つとされるワクチン接種につきましては、現在2種類のワクチンが承認されているところではございますが、ご存じの通り予防接種法に定められた定期接種の疾病対象ではございません。そのため任意接種となり、医療機関が設定した自己負担での接種となります。
帯状疱疹の発症及び重症化を予防する帯状疱疹ワクチンにつきましては、効果の持続性や発症頻度から、導入に最適な対象年齢と期待される効果、安全性についての議論が国の厚生科学審議会において慎重に行われている状況でございますので、現時点においてワクチンの助成については実施をせずに、国の動向を注視したいと考えておりますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
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