★地域包括支援センター
○地域包括支援センターとは
保健、介護、福祉という3分野の専門職が連携し、市町村や地域の医療機関、介護(介護予防)サービス事業者、ボランティアなどと協力しながら地域の高齢者のさまざまな相談に対応する機関です。
※主に次のようなことをします
- 高齢者や家族、地域住民からの総合的な介護や福祉に関する相談への対応、支援。
- 介護予防ケアプランの作成、介護予防事業(新予防給付、地域支援事業)のマネジメント。
- ケアマネジャーへの支援やネットワークづくり・高齢者に対する虐待の防止や権利擁護の相談など。
○介護予防について
いつまでも自立して暮らすために・・・
老化を遅らせて健康寿命を延ばしましょう。
老化するというのはどういうことなのでしょうか。目や耳が衰えた、体の動きが鈍くなったといった身体面の変化、物忘れが増えた、愚痴っぽくなったといった精神面での変化など思いあたることがあるでしょう。
このように年とともに心身の機能が低下してくことを老化といいます。
老化は誰にでも訪れるものですが、年をとっても心身機能の衰えが少なく元気に活躍しておられる方がたくさんおられます。
老化のスピードは人によって違うものです。年をとっても自立した日常生活がおくれ、生きがいや社会的な役割をもって生活できる期間、すなわち「健康寿命」を長くして、老化のスピードを少しでも遅らせることが大切です。
こんな心あたりはありませんか?~早期発見で介護予防につなげましょう~
要介護状態になるのを防ぎ健康寿命を延ばすためには、次のようなサインにいち早く気づき、早めに対処することが肝心です。
転倒しやすくなっていませんか
〇この一年間に転んだことがある。
〇段差につまずくことが増えた。
〇階段の上り下りが難しい。
〇バスや電車を使ってひとりで外出するのが難しい。
低栄養になっていませんか
〇肉や卵、乳製品はあまり食べない。
〇食事をつくるのは週に3日以下だ。
〇家族や知人と会食する機会はほとんどない。
足のトラブルはありませんか
〇歩くと足の指や爪に痛みがある。
〇自分で足の爪を切るのが難しい。
物忘れが増えていませんか
〇物忘れがひどくなった。
〇貯金の出し入れなどお金の管理に不安がある
家に閉じこもりがちではありませんか
〇買物や散歩など外出する頻度は週に2~3回以下だ。
〇友達や近所の人とおしゃべりするのは週に1回以下だ。
口腔のトラブルはありませんか
〇歯磨きをせず、口をすすぐだけで終わりにする事が多い。
〇ここ数年、虫歯や歯周病、義歯のチェックをしていない。
以上のような不安がある方は、要介護状態にならないよう注意が必要です。
まずは地域包括支援センターやかかりつけ医師に相談してみましょう。
また、65歳以上の方は介護予防(介護が必要となることを防ぐ事)を目的とした生活機能評価を実施しております。
今後介護が必要となる可能性の高い方には、生活機能検査の結果などをもとにして、運動や栄養、口腔衛生などの教室を計画しています。