クリーンセンター広陵で発生した事故について、下記のとおり経過を報告させていただきます。
重大な事故が発生したことについて、心からお詫び申し上げ、事故に遭われた方の一日も早い回復をお祈りしています。
今後このような事故が起こらないよう、再発防止に努めてまいります。
1 事故の発生状況
平成25年11月15日にクリーンセンター広陵において、広陵町シルバー人材センターの会員の方が作業中、プラスチック容器を圧縮・梱包する機械に挟まれて重体となる事故がありました。
2 事故に遭われた方の状況
機械のバーに首を挟まれ、救急搬送されました。現在も意識不明の重体となっておられます。
3 事故の発生原因
町及び関係機関において様々な角度から調査・検証いたしましたが、どのような状況で事故に至ったかは目撃者がなく不明ですが、作業の工程において何らかの異常があり、通常は機械を停止して装置内に立ち入るところを、運転状態のまま立ち入った可能性が高いと推測しています。
4 労働安全衛生法違反容疑
葛城労働基準監督署の立ち入り調査により、平成26年3月25日に危険防止の必要な措置を怠ったとして、町とクリーンセンター担当課長を労働安全衛生法違反の容疑で書類送検されました。
5 町の対応
プラスチック容器の圧縮・梱包作業については、広陵町シルバー人材センターに業務委託しております。
それにより、シルバー人材センター会員の方々が業務内容を確認了承のうえ、受託された労働者であると判断しております。
これに対し、葛城労働基準監督署では「実態として労働者派遣にあたる」と判断されており、見解が分かれております。
町では、この事実を厳粛かつ真摯に受け止め、今後このような事故が起こらないよう、早速自動停止装置を設置するなど安全管理体制の徹底を図るとともに、業務委託のあり方なども総点検し、万全を尽くしてまいります。