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大福寺(広陵町大字的場)所蔵の「瑞夢記(ずいむき)」が奈良県有形文化財に指定されました。

[2022年4月25日]

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大福寺(広陵町大字的場)所蔵の「瑞夢記(ずいむき)」が奈良県有形文化財に指定されました。

大福寺「瑞夢記」 巻頭部分

 宗教法人大福寺(広陵町大字的場)が所蔵する「瑞夢記」1巻(室町時代)が、令和4年3月25日付けで、奈良県の有形文化財(書跡・典籍)に指定されました(左の写真は、その巻頭部分です。)。
 「瑞夢記」は、大福寺が所蔵する、鎌倉時代後期に編纂された大和国箸尾弁才天に関する霊験記であり、中世の多様な人々に関する説話集です。
 中世大和を主題とする地域性豊かな説話集として稀有なものと評価され、地域史・社会史的にも文学史的にも高い価値を持つものとして、有形文化財に指定されました。

※奈良県指定文化財の新指定についての詳しい情報は、奈良県文化財保存課のホームページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。
※「瑞夢記」の全文を読みたい方は、広陵町2000「文安元年(一四四四) 瑞夢記」『広陵町史』(別ウインドウで開く)史料編上巻(p459~p497)や、奈良県2021「満島弁才天現記」『奈良県史料叢書』五(p4~p44)をご覧ください。


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