観光 古墳 2
[2016年5月13日]
ID:27
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
巣山古墳の西に築かれた北向きの帆立貝式古墳で、全長93メートルを測る。発掘調査時に後円部の南東で円筒埴輪を埋葬施設とする三吉3号墳が発見されている。
巣山古墳外提の北西に接して築かれた帆立貝式古墳である。墳丘全長78メートル、後円部径54~56メートル、同高7メートル、前方部長20メートル、同幅31メートル、同高5メートルで周囲に浅い空濠がめぐる。町道建設により後円部中央を分断されているが、発掘調査で木棺を粘土で保護した粘土かくが確認され、鏡や鉄刀の破片等が出土している。築造時期は古墳時代前期後葉と考えられる。
丘陵奥の尾根に築かれた古墳時代後期の群集墳である。
西谷公園内に保存されている第1号墳は、全長42メートルの前方後円墳で古墳群のなかで中核をなしている。埋葬施設は木棺直葬で棺の西小口で集水された後、石組暗渠で南側くびれ部に排水する構造をもつ。
9号児童公園内に保存されている第4~第6号墳は、横穴式石室と組合せ式の石棺を直葬する円墳で、石棺を直葬する古墳は二上山麓周辺に分布する特徴的な埋葬形態ある。
3基の古墳がみささぎ台公園内に保存されている。
1号墳は直径35メートル、高さ3.5メートルで墳丘の東側が破壊されている。須恵器の破片が採集されていることから古墳時代後期に築造されたと考えらる。2号墳は直径16メートル、高さ2.5メートル、3号墳は全長74メートルの前方後円墳で、後円部径38メートル、高さ5.5メートル、前方部幅23メートル、高さ1.5メートルで墳丘形態から古墳時代前期に築造されたと考えられる。
なお、公園内には、黒石13号墳の横穴式石室が移築されている。
黒石公園内に3基の古墳が保存されている。1号墳は直径17.5メートル、高さ4メートルの円墳、2号墳は一辺15メートル、高さ4メートルの方墳で古墳時代後期に築かれたと推定さる。3号墳は全長26メートルの円墳で、高さ4.25メートルを計測する。いずれの古墳も盗掘により大きく破壊されている。
池上古墳は乙女山古墳とともに、帆立貝式古墳の典型として古くから知られている。墳丘全長92メートル、後円部径80.6メートル、前方部長11.4メートル、幅32メートルで空濠と外堤がともなう。外堤を含めると全長130メートルの規模を誇る帆立貝式古墳である。
墳丘は三段で築造され、後円部の基底部、テラス及び墳頂部に円筒埴輪が列べられていたことがわかつている。墳丘斜面には人頭大から挙大の葺石が施されていた。後円部基底部に葺石がないのに対し、前方部基底には葺石が施される。石材は二上山麓から運ばれたと考えられている。
古墳の築造時期は円墳埴輪から古墳時代中期前葉と考えられる。
Copyright (C) Koryo Town All Rights Reserved.